保護猫の里親になる方法とは?【ペットショップで猫を買う前に読む】
これから猫を飼いたいと思っているとき、里親になる選択肢を考えてみませんか。猫ちゃんを迎える方法はペットショップからの購入のほか、保護された猫ちゃんの譲渡を受ける里親になるのも手段のひとつです。里親になることで、殺処分されてしまう猫ちゃんの命を救うことにもつながります。ここでは、猫ちゃんの里親になる具体的な方法を解説しています。猫ちゃんを飼いたい人や、里親になりたい人はぜひ参考にしてください。
ペットショップでは買わない人が増えている
保健所や動物愛護センターに引き取られた動物は、いつか殺処分されてしまうのです。動物の殺処分を減らすために、各都道府県で行っている取り組みを紹介します。
茨城県は2016年12月に「茨城県犬猫殺処分ゼロを目指す条例」を制定、動物愛護センターへの引き取りは最終手段であることの啓もうや、動物愛護団体と連携を取った里親探しなどの取り組みを行っています。その結果、2009年には3,000頭以上だった猫の殺処分数が、2018年には350頭以下まで減少しました。
東京都では、2018年に猫の殺処分数0を達成。なお犬は2016年度より3年連続0を達成しています。この背景には責任を持って動物を飼うなどの啓もう活動のほか、動物を飼う手段としてペットショップではなく里親を選ぶ人の増加も関係しているのです。
猫の里親になる方法とは
殺処分される猫ちゃんを少しでも減らすために、里親になるのは有効な手段です。猫ちゃんの里親になる4つの方法を見てみましょう。
1.野良猫を拾う、知人から譲り受ける
すでに身の回りで引き取られる可能性のある猫ちゃんを、里親として迎える方法です。都道府県の動物愛護センターは、飼い主からだけでなく野良猫も引き取り、殺処分をします。もしも身の回りに野良猫と思われる猫ちゃんがいれば、保護して飼い猫として迎え入れましょう。そのさい、必ず健康状態や飼い猫でないかの確認も行います。
ほかにも、身の回りで引っ越しで飼えなくなった、子猫が生まれてしまったなどで手放される猫ちゃんを里親として迎え入れる方法もあります。
2.里親募集サイトで探す
身の回りで飼い主が求められている猫ちゃんがいなくても、日本全国には多くの猫ちゃんが里親を待っています。全国の里親希望の人と、猫ちゃんの里親になってほしい人をつなぐのが、里親募集サイトです。
里親募集サイトは多くありますので、必ず信頼できる、実績のあるサイトを利用しましょう。たとえば、「ペットのおうち」は猫や犬はもちろん、ほかの小動物や魚、鳥など幅広いペットの里親を募集しています。迷子猫の検索や、ほかのおうちの猫ちゃんの様子公開など、飼い主同志のコミュニティとしての役割も果たす信頼できるサイトです。
3.譲渡会で譲り受ける
殺処分される猫ちゃんを減らすための活動を行っている、動物愛護団体やグループがあります。猫ちゃんと里親をつなげる活動のひとつが、譲渡会です。譲渡会は、団体やボランティアのもとで一時保護されている猫ちゃんたちと里親さんが直接面会する機会として、引き取りをサポートするために行われています。
たとえばNPO法人「東京キャットガーディアン」では、保護してシェルターで過ごしている猫ちゃんと、里親さんをつなぐ譲渡会を常時開催しています。特にユニークな「幸せの黄色い車」は、多くの保護猫と面会できる移動譲渡会場として、今まで多くの里親さんの元に猫ちゃんを届けてきました。
4.里親カフェで譲り受ける
動物保護団体では、シェルターを開放して猫カフェのように過ごせるスペースを設けていることがあります。たとえば、「東京キャットガーディアン」で保護猫たちが過ごすのは、開放型シェルターです。一般公開されているため、シェルターとしてだけでなく、譲渡会場、猫カフェ、猫関連グッズショップの役割も兼ね備えています。
譲渡会などは敷居の高さを感じる人もいるかもしれません。里親カフェなら保護されている猫ちゃんたちと実際に接しながら、里親として迎える猫ちゃんを探すこともできます。
まとめ 里親になるのも猫ちゃんを迎える方法として検討してみよう
猫ちゃんを飼うための方法で里親になりたい人や、身の回りで少しでも不幸な猫ちゃんを減らしたい人のために、里親になる方法を解説しました。殺処分が減った背景には、都道府県の取り組みだけでなく、実際に多くの人が保護猫たちを里親として迎え入れてきたからこそです。猫ちゃんを迎えるにあたって、ぜひ里親となる手段も検討してみてください。
というわけで、今回は「猫の里親になる方法とは」の話をしてみました。
参考になれば幸いです。
こちらの記事も合わせてご覧ください。
感想や励ましコメントをいただけると嬉しいです。
では、また。
この記事へのコメントはありません。